|
『ユタ』に登場する恐竜は、肉食、植物食を問わず、みんな、哺乳類のような頬が無い形、(爬虫類や鳥類のように裂けた口)で描いてます。 この仮説は、ずいぶん以前から、松村しのぶさんはじめ、海洋堂の古生物フィギュアを担当されてる皆さんの間で話し合われていました。 また、早稲田大学で教鞭をとられている平山廉先生からも、かなり前に同様な話を聞いたことがあります。 恐竜に最も近い生物であるワニや、恐竜の生き残りである鳥の口に無い頬が、恐竜にあったとは考えにくい…ということでした。 『ユタ』では、この仮説を使わせて頂いてます。たとえ植物食だとしても、ヴィジュアル面で竜としての迫力が欲しいと思ったからです。 ただ、これも考え方しだい…というところがあって…原始的な歯並びの植物食恐竜は別にして、カモハシリュウなどの歯列は、ウマやウシにとてもよく似ていますから、哺乳類のような頬があったとしても、おかしくはないとも思えるんです。 ワニは、あくまでワニであって恐竜ではありませんし、鳥類は、恐竜といってもカモハシリュウなどとは系統的にかなり離れた獣脚類の仲間ですから、ワニや鳥類とは比較できないくらい特殊な進化を遂げた恐竜がいたって不思議じゃありません。 そんな思いを抱きつつも周りを見回すと、いまのところ、世界的な流れとしては、まだまだカモハシリュウにも、角竜や厚頭竜にも、鎧竜や剣竜にも、『頬のある植物食恐竜』の復元が一般的なようですから、へそまがりのボクとしては、この『頬の無い植物食恐竜』を推して行きたいと思ってるわけです(笑)。 |
| << 前記事(2006/12/24) | トップへ | 後記事(2006/12/30)>> |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
所さん、こんにちは。ここへのコメントは初めてです。STUDIO D'ARTE CORVOへのリンクありがとうございます。僕も頬のない植物食恐竜を描いています。哺乳類のような表情筋でできた頬ではなく、皮膚のカバーがあったと考えられなくもないと思うのですが、現生の爬虫類、鳥類に頬が存在しないところを見ると、恐竜でも考えにくいのではと思っています。 |
corvo 2006/12/26 16:52 |
私もこの間のスゼチュアノサウルスの様な鉛筆画で現在アマルガサウルスを今描き始めていますが、昔は竜脚類、周飾頭類、鴨嘴竜とすべての植物食恐竜に頬のある復元が目立っていた気がします。 |
夜月十五夜 2006/12/27 01:32 |
これは、これはcorvo画伯、いらっしゃいませ。近場では、赤坂や科博の分館。遠くは荘川(岐阜県)、白峰(石川県)でも、よく顔をお見かけするほど研究熱心なのに、いまだ、ガンダム好きは認めても、恐竜好きを認めようとしない、そのへそまがりな姿勢。好きですよ(笑)。アメリカの古脊椎動物学会に顔出したり、こないだは、TVのお仕事で、はるばるアルゼンチンにまで恐竜堀りに行っておきながら、まだ「仕事だから…」と言い張るあたりは、もう、天晴れとしか言いようがありません。また、いつでも遊びに来て下さい! |
所 十三 2006/12/27 05:32 |
>夜月さん |
所十三 2006/12/27 05:33 |
胃石の話。恐竜の楽園さんの記事で確認したら、ダチョウとの比較のようですね。 |
所 十三 2006/12/27 06:48 |
うーん、やっぱり竜脚類の化石とそこから出てきた胃石の数の割合を比べて計算したのでしょうかね? |
paleo 2006/12/27 10:48 |
>paleoさん |
所 十三 2006/12/28 01:40 |
かなり疑問なんですよね、あの研究発表。 |
夜月十五夜 2006/12/28 20:55 |
|
夜月長々すいません十五夜 2006/12/28 20:56 |
>夜月さん |
所 十三 2006/12/29 05:58 |
なるほどぉ、確かにカラスの頭の良さは感服するものがありますな(笑) |
夜月十五夜 2006/12/29 22:37 |
力学的な事は良く知らないのですが、相手を切り裂くものってあまり湾曲してないほうが切り裂きやすいと思うのですよ。例えば刀にしてもみねに刃がついていたら斬りにくいと思うんです。 |
夜月十五夜MK2(笑) 2006/12/29 22:38 |
>夜月さん |
所 十三 2006/12/30 00:01 |
ただ、強度を犠牲にしてまで薄くする理由を考えると、ナイフ型の武器って考えるのが自然な気もするんです。 |
所 十三 2006/12/30 00:02 |
なるほど。 |
夜月十五夜 2006/12/30 09:42 |
確かにグリカククリなんかの形状はラプトルの爪に良く似てますよね、で、自分なりに考えたんですよ。あの形状で切り裂くにはどうするのが最も効率がいいか。 |
夜月おはようございます十五夜 2006/12/30 09:43 |
>夜月さん |
所 十三 2006/12/30 15:57 |
あ〜聞いた事ない恐竜の名前が(汗)。 |
夜月十五夜 2006/12/31 00:27 |
ドラゴンです。 |
ドラゴン 2006/12/31 07:43 |
厳密なことをいうと、鳥盤類の頬の有無についてワニと鳥ではさんで考えるのはこの場合あまり役にたってくれそうにありません。というのは、この「挟みこみ」はもともと骨から軟組織を推測するための考え方で、該当する部分が似かよっていないと判断のしようがなくなるわけです。たとえば「獣脚類に頬があったかなかったか」という問題をワニと鳥ではさんで考えるのはオーケーです。 |
ドラゴン 2006/12/31 07:45 |
乱暴なことをいえば鳥盤類の頬の空隙をカバーする軟組織があるかどうかが問題になっているわけで、何も哺乳類と同じような頬がなければいけないということにはなりません。最初に書いたノドサウルス類の皮骨のような物証がよろい竜にあるのならば、そして頬の空隙が共通の祖先までさかのぼるのなら、そのグループには頬のようなカバーがあったと考えていいと思います。 |
ドラゴン 2006/12/31 07:46 |
>ドラゴン |
所 十三 2006/12/31 20:47 |
恐竜公園はカンパニアンですね。その上にベアポー・シェイルとよばれる海成層があって、その上のドラムヘラーから出てくるのはマーストリヒチアンです。 |
ドラゴン 2007/01/08 08:33 |
>ドラゴン君 |
所 十三 2007/01/09 04:38 |
| << 前記事(2006/12/24) | トップへ | 後記事(2006/12/30)>> |