所十三の「恐竜漫画描いてます」

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 恐竜博物館の続き

<<   作成日時 : 2007/05/20 07:04   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 8

画像

オウラノサウルスの背中に並ぶ長い神経棘です。
画像

ためしにバッファローと比べてみました。肩の辺りは似てますが、胴椎の辺りまで来ると、かなり違うもんですね。




今度の木曜日に発売される号の恐竜特捜隊の中でも触れるんですが、この博物館で、ボクが気に入ってるコーナーの一つに世界中のイグアノドン類を集めたスペースがあります。

北米のカンプトサウルス、オーストラリアのムッタブラサウルス、アフリカからはオウラノサウルス、アジアは少し進化したプロバクトロサウルスとバクトロサウルス、そして本家ヨーロッパからはイグアノドン・ベルニサールテンシスとイグアノドン・アザーフィールデンシス(昔はイグアノドン・マンテリと呼ばれてました)といった世界各地に適応し進化した様々なイグアノドン類たちの全身骨格レプリカがズラリと並ぶ様はまさに壮観。

実は、10年ほど前に、イグアノドンの発見者ギデオン・マンテルの伝記を描いて以来、イグアノドンに対する思い入れが妙に強くなりまして…。

イグアノドン類と言えば、今夏の恐竜展『恐竜大陸』の目玉となる展示標本の一つで、「世界最大級のイグアノドン類」といわれるランジョウサウルスの下顎歯の写真を東先生に見せて頂きました。

いや、これが面白い。大きいと言う話はきいていましたが、その特徴は大きさだけじゃありません。全体の感じは一般的なイグアノドン類と比べやや進化したプロバクトロサウルスの歯にも似ているんですが、無数の条線が入ってる様はヨーロッパのラブドドンやオーストラリアのムッタブラサウルスにも共通するものです。これは夏が楽しみになりました。

中日新聞さんが近々写真を提供して下さるそうなので、このブログでいずれ発表したいと思います。



画像

さて、新聞等でご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、これが最近話題になった例の皮膚の印象化石です。


画像

ルーペを通して見た画像です。


まだまだ撮った写真はたくさん有るんですが、きりがないので今回はこれくらいにしておこうと思います。今回使わなかった写真は別の機会に少しずつ…と考えています。

というのも、いよいよ新宿のミネラルショー『東京国際ミネラルフェア』が近づいて来たので、その情報も入れて行きたいのです。

まだ確定ではありませんが、『ユタ』の単行本第三巻をこのミネラルショーの会場で先行発売する!という企画を画策してまして…。合わせて小規模なサイン会も…という案もありまして…。ついでに、また『DINO2』も売れたらなぁ…とも目論んでまして…。いやまだ正式に決まったわけじゃないんですけどね。

そんなわけで、この計画が本決まりになったら、できるだけ早くこのブログ内でお知らせしなくては…と考えてるわけです。

さぁ、今日は第36話の締め切りだ。もうちょっと頑張って仕事しよう!


設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ムッタブラサウルスはイグアノドン類であるか疑問視されていた時もありましたが、どうやらイグアノドン類で落ち着いたようですね。ラブドドンに似た歯が大きかったのでしょうか。

イグアノドン・アザーフィールデンシスの改名の理由について知りたいのですが。国際命名規約に引っかかった筈もないですしね。

イグアノドン類を何種類か比べてみましたが、時代が下るにつれて前足が発達し、二足歩行から四足歩行向きになっていくようですね。主食が低木から草へというような変化があったのか、それとも四足歩行化することによって足元の安定化を図ったか(スパイク状の第一指もこの為でしょうか)という辺りが理由だと思いますが。
古生物大好き
2007/05/25 19:07
オウラノサウルスの神経棘は結構「こぶ説」が浸透してきたみたいですよ。わりと色々な書籍とかゲームにまで描かれています。
>アザーフィールデンシス
学名は最初につけられた名前に優先権がありますよね、なんで変わってしまったんでしょう?

ラブドドンは…結局イグアノドン類とヒプシロフォドン類どっちに分類されたんでしょう?
夜月十五夜
2007/05/26 07:37
>古生物大好きさん 
>改名の理由について知りたいのですが。

すみません。実はボクもよく知らないんです。

ただ想像できるパターンとして、マンテルが集めイグアノドン・マンテリとした断片的なイグアノドン化石の中には、後にベルニサールテンシスとされたものも含め、様々なイグアノドン属(イグアノドン属以外も)が混じってたんじゃないでしょうか?

そこで「マンテリ」という種自体の存在が怪しくなる。

ベルニサールテンシス種と同時に発掘された小型種がその大きさだけで1881年当時、まだ有効名だったマンテリ種とされたものの、1925年に記載された保存状態の良いアザーフィールデンシス種の方が確実に同種であると分かった時点で、種としての存在が危ういマンテリの種名が外された…というシナリオを想像してます。

確実な情報でなくてすみません。

>時代が下るにつれて前足が発達し、二足歩行から四足歩行向きになっていくようですね。

そうなんですか。それは気がつきませんでした。

なんにせよ。ベルニサールテンシスの以上に大きな手が大好きです(笑)。
所 十三
2007/05/26 19:32
>夜月さん
>結局イグアノドン類とヒプシロフォドン類どっちに分類されたんでしょう?

最近の本によるとヒプしロフォドン科はイグアノドン科に含まれてしまったようですね。

個人的には少し抵抗があるんですが、明確な線引きができないようで…。

まぁ、流行りであり、主流である分岐分析の手法をとれば、人為的な線引き自体がばかばかしい…という正論に落ち着きそうですが…(笑)。
所 十三
2007/05/26 19:43
Wikipediaには、以下のように記述されていました。

Iguanodon mantelli (also spelled
I. manteli or I. mantellii), described by Christian Erich Hermann von Meyer in 1832, is actually based on the same material as I. anglicus; however, several skeletons, including the Maidstone specimen, and one of the Bernissart skeletons, have been assigned here over the years, and their attribution is not complete.
The gracile Bernissart skeleton, for example, has been reassigned
to Mantellisaurus atherfieldensis.
維都夜潮
2007/05/26 20:50
出展;
Norman, David B. (1986).
"On the anatomy of Iguanodon atherfieldensis (Ornithischia: Ornithopoda)". Bulletin de L'institut Royal des Sciences Naturelles de Belgique
Sciences de la Terre
56: 281–372.
維都夜潮
2007/05/26 20:50
スイマセン。
出展は出典の誤りでした。
お詫びして訂正いたします。
維都夜潮
2007/05/26 20:51
>「マンテリ」という種自体の存在が怪しくなる

様々な種・属が混じっていたというのはありそうですね。同時期のメガロサウルスやプレシオサウルスと似たようなパターンで。あれほど極端では無いとしても。考えてみればイグアノドンだけ十九世紀からきちんと分類されていてその当時の命名が全面的に有効と考えるのが変でしたか(当時の学者の方、すみません)。

DINO2を見ても、カンプトサウルスとオウラノサウルスでは前足の大きさがかなり違います。オウラノの場合は行動範囲を広げる際に泥沼や傾斜のきつい地形などを移動する為にも足元の安定を図ったのかもしれません。
古生物大好き
2007/05/28 19:08

コメントする help

ニックネーム
本 文