所十三の「恐竜漫画描いてます」

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help リーダーに追加 RSS 小田隆さんの『アパトサウルス』

<<   作成日時 : 2007/06/27 20:36   >>

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このブログにも、時々コメントを寄せてくれる小田隆さんのはからいで今日、ポプラ社さんから小田さんが描いた(書いた)絵本の新作『アパトサウルス』が届きました。

ありがとうございました。…こういった私信にブログを使って良いやら悪いやら…でも告知にもなるってことでご勘弁を…(笑)。

6月下旬発売とは聞いていましたが、もう店頭に並んでるのかな?

前回、金の星社から出版された『ティラノサウルス』に続く小田さんの恐竜科学絵本の第2弾って感じです(出版社は違うけど…)。たぶん子供向けの絵本と同じコーナーに並ぶんでしょうが、大人も充分楽しめる内容になっています。

図鑑用のカットも良いんですが、やっぱり小田さんの場合、こういった背景まで描き込んだ、いかにも「絵画」って感じの絵にこそ本領が発揮されるように思います。

この一冊はありがたく頂戴しますが、こういった本はちゃんともう一冊以上買わねばなりませんね。「良い恐竜本が売れ、いいかげんな恐竜本は駆逐される」という状況を作るために、良書を選んで投資するのは、恐竜ファンとしての義務です!(笑)。


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絵本の中で脇役として登場したゴニオフォリス(ジュラ紀のワニ)の頭骨レプ。深く切れ込んだ前上顎骨と上顎骨の境の空隙はデイノスクスにも似ています。





「アパトサウルス」と言えば竜脚類。竜脚類と言えば、丹波竜の脳函が見つかったそうで、おめでとうございます!

…って誰に言ってるのかわかりませんが、いや、日本全国の恐竜ファンにとっておめでたい話かと…。

未確認情報なんですが、なんでも丹波地方に、「洪水で中州に取り残された子供を竜が救う」という伝説があるとか…?。これがホントなら、まさに『ユタ』で使ったエピソードみたいで面白いですよね?しかもアラモサウルスは丹波竜と同じティタノサウルス科の竜脚類だし。

どなたかこの伝説についてご存知…ないですよね?



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なにはともあれ、丹波竜の後頭部とブラキオサウルスの後頭部と比較してみましょうか。

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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
どうも拙著のご紹介ありがとうございます。無事、手元にとどいたようで何よりです。僕も私信として使わせていただきました。
もう店頭には並んでいるようです。近くの書店ではまだ見かけていないのですけどね。都内の大きなところなら、おそらく大丈夫だと思います。
一つの恐竜に焦点をあてて、背景も含めて絵を描く方が、ずっと面白いです。
丹波竜、すごいことになってきましたね。今週末、大阪で開かれる古生物学会に参加してくるので、口頭発表を聞いてきます。今から、楽しみです。
corvo
2007/06/28 10:54
残念ながらこちらはまだ見つけられていません。明日あたり遠出して大きな本屋にいこうと思います。

ティラノ(ティランノ)サウルスの次は竜脚類だろうとは思っていましたが子供向けということで登場するのは特大のスーパーかアルゼンチノと思っていました。比較的スタンダードにいきましたね。

しかし子供向けでも大人も真剣に見られるハイレベルな本はあるものですね。というより大人向けの恐竜本、しかも読むに堪えられるものはあまり出版されない、少なくともその辺の本屋にはほとんど出ないといってもいい状況です。
大人向けの(変な意味で無くて)恐竜本も子供向け(大人も読める)のものに負けずにもっと店頭に出てほしいものです。
古生物大好き
2007/06/29 19:19
>「良い恐竜本が売れ、いいかげんな恐竜本は駆逐される」
全く持ってその通りになって欲しいですね。
タイトルは忘れてしまいましたが最近見た物で「ティラノサウルスは指が二本で腕が小さく不細工なので失敗作」などと書いてある本が
人が良く来るコンビニに置いてあったりします・・・
まあこれは極端な例ですけど、コアな恐竜好き向けに最低限どの恐竜と共存していたかわかるような物が一冊は欲しいですね。
自分が勉強不足なだけですけど(笑)
それ故か購入したアパトサウルスも共演(?)している他古生物が気になりました。

>丹波竜
秋の再発掘まで続報は来ないと思っていたところに飛んできた嬉しいニュースですね!
このペースで日本の白亜紀前期を舞台にストーリーが描ける程恐竜が見つかることを期待します(先生作を含め)
カワタカ
2007/07/02 04:16
>corvo画伯
>大阪で開かれる古生物学会に…

羨ましい!中日スポーツの記事の締め切りが重なって断念せざるを得ませんでした。

今度お話聞かせて下さいね。


>古生物大好きさん
>大人向けの恐竜本

サイエンスライターの金子さんもおっしゃってましたが、「大人向け」は売れないそうで…。

自称「恐竜伝道師」としては、布教活動にいそしむしかないですね。
所 十三
2007/07/02 05:55
>カワタカさん
>共演(?)している他古生物が気になりました。

ボクも仕事柄、マーストリヒト期の北米の生態系をまるごと知りたいんですが、そんな都合の良い本が有る筈も無く…(笑)。

逆に『ユタ』でそこを目指すしか無い…と考え始めてます。

いつか誰かがティランノサウルスの絵を描く時、『ユタ』を読めば背景にどんな動植物を描けば良いのかわかる…なんて…でも漫画的な演出でカンパン期の恐竜も混じってるからダメかぁ…(笑)。どちらかって言うと『DINO2』の方が参考になるかな?
所 十三
2007/07/02 06:08
『DINO2』はすごかったですね。恐竜の出てくる漫画にはがっくり来る扱いが多かったんですが、恐竜たちが生き生きしていて面白くて。で、あの精密さ。完全にこれは資料になるな、と。

先日本棚を引っ掻き回していたら40年前(1966年初版)の本が出てきました。『恐竜の世界』(H.S.ジム 訳・小原秀雄)と言う小学生向けの絵本で、初めて買った恐竜の本でした。

で、そこに出てくる恐竜はまあ、当時の常識の復元ですから良いのですが、背景が巨大木賊やらシダ類やら、ほとんど2畳紀(^^; 
ティラノサウルスの時代にワラビのでかいような植物ってまだあったんでしょうか?

と言うわけで、時代の流れを感じてしまいました。
今の小学生は幸せだなあ。漫画でこんな精密な恐竜が見られるんですもんね。
「恐竜描くなら『ユタ』を見なくちゃ」
と言う時代が遠からずきますように。
ピカイア
2007/07/02 11:05
幸いにして、ようやく、現在購読に至っています。
絵本でしたが、絵が決して幼児向けではない、リアルさを感じさせられるものであったのが流石でしたね。

他の生物の中では、ブラキオサウルスは依然として首を縦に伸ばしている絵が多いのですがこの本ではDINO2並みいやそれ以上、アパトと変わらないぐらい真っすぐに伸ばされていましたね。
ゴニオフォリスは、まるでアリゲーターをそのままタイムスリップさせたかの如く似ていました。きっと生態も酷似していたのでしょうね。

ただ疑問点を述べれば、ある程度成長したアパトは大群を作っていましたが、集団化石や足跡のような根拠はちょっと見つかりませんでした。私が知らないだけかもしれませんが。

>「ティラノサウルスは指が二本で……」
こんな内容の本がコンビニに置かれているとはショックです。まあ確信犯的受け狙いのキワモノ本の類でしょうが……そう信じたいです。
古生物大好き
2007/07/03 19:03
>所先生
それまでアバウトにしか気にしてなかった自分にとって本当にDINO2は勉強になりました(笑)
逆にユタは有り得ない事でも設定がしっかりしてますし
その上での違う時代、場所の恐竜同士共演には夢があってとても楽しいです。

>古生物大好きさん
表紙絵もトカゲがゴジラ立ちしたような酷い物でした。
もうああいう物は見たくない・・・と言ってるそばから「恐竜オーパーツの謎」なる廉価版コミックが(笑)
カワタカ
2007/07/04 04:35
>ピカイアさん

ほんの40年間だけでも「復元の変遷」を楽しめますよね。…特に恐竜の姿が激変した時期ですから。

それを目の当たりにできたボクらの世代ってなんか得したような気分になります。


>古生物大好きさん
>カワタカさん

いろんな楽しみ方があって良い恐竜なんですが、時々「こんな本は無い方が良い。」と思わざるを得ないものが出回るのも現実ですよね。

これがまた、『DINO2』や『ユタ』より売れるのが悔しいかぎりなんですが…、伝道活動に力を入れねば!(笑)。
所 十三
2007/07/04 10:47
僕も「アパトサウルス」買いました、パソコンの画面で見るより本で見たほうがずっと綺麗でディティールもはっきりしていて、ストーリーも加わっているだけにブログで見た絵に改めて感激しました。
大きな本屋だったんですけどかなりひっそりと置かれていたのがくやしかったです、子供たちにこそこういった「本物」を見てほしいんですけどそれにはまず買い与える大人からでしょうね〜。
そのためにも所先生には伝道師としてご活躍していただきたいので、これからもますます応援していきます(^^ゞ
M.A.F.
2007/07/05 00:26
>所先生
>ほんの40年間だけでも「復元の変遷」を楽しめますよね。…特に恐竜の姿が激変した時期ですから。

本当にそうですね。
ディプロドクスが水から上がったり、ティラノサウルスが走り出したり、小型獣脚類に羽が生えたり、恐竜が温血になったり、子育てしたり、鳥になったり・・・

どんどん魅力的になる彼らから目の離せない40年でした。

まだまだこの魅力を知らない人のほうが多いんですね。「伝道師」とは言いえて妙です。微力ながら応援いたします。頑張ってください。
ピカイア
2007/07/06 11:30

>所先生

確かにいかがわしい内容の本のほうが人々に受けるようですね。しかし、そんなものはあくまで受けるだけであって決して長続きはしない、早々に忘れ去られる代物である運命ですよね。それほど悔しがる必要は無いと思います。

>M.A.F.さん

確かにまず大人からこの世界に引き込むべきでしょうね。しかしDINO2のことを考えると道は険しいでしょう。といって諦めてもいられませんよね。むしろ伝道活動が最初理解されないのは世の習い、とでも割り切りたいです。

還暦を過ぎてなお情熱を燃やし続け、丹波竜を発見したような方もおられるのですからそういった存在が伝道役になってくれるのもいいと思います。
古生物大好き
2007/07/06 20:31
先生、ご無沙汰いたしております。足立瑛彦です。学校が忙しかったので先日やっとユタを拝読できました。第3巻ではユタのじいちゃんがアラモサウルスを使ってユタを助け出す場面が大変心に残りました。ツーコン翁はすばらしい!
 さて、これからのユタについてリクエストがあるのですが、1つにはダスプレトサウルスの活躍の場を増やしていただきたいのです。ユタではちょこっとしか登場していなかったので。
 2つには、ユタのおまけページに「キングコング」の「スカルアイランド攻略本」のような、禁制区域の恐竜や竜の国の成り立ちを紹介したページをのせていただくとうれしいです。よろしければご検討ください。

 追伸 ジム・カークランド博士によると、メキシコの白亜紀後期の地層からブラキオサウルスの仲間の尾椎が発掘されたとか。この恐竜は南北アメリカが陸続きになったときに北上、南下した、と僕は考えているのですが、いかがでしょうか?
足立瑛彦
2007/07/08 11:33

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