|
先日、ちょっとした頼まれ事から、古いアルバムをひっくり返して見てみる機会があったんですが、ついでに、このブログに使えそうな写真もいくつか拾っておきました。(前回貼ったクェツアルコアトルの写真もその一部でした) その中にボクが以前、アメコミを原作にした『スポーン』という漫画を描いていた頃訪れたサンディエゴのコミック・コンベンション(コミコン)の写真を見つけ、金子さんの本に登場したアメリカ在住のオタク少年(架空の)の話を思い出しました。 アメリカの片田舎に住む漫画オタクの少年が、周りの理解の無さを嘆き、日本のオタク事情を羨む…という設定だったかと思いますが、その少年に一言「大丈夫!ちょっと都会に出れば君の国にも仲間はたくさん居るよ。」と教えてあげようと思います(笑)。 「サンディエゴって町に行けば毎年、こんな大きなコンベンションセンターで、日本のコミケやワンフェスにも負けない…いや、それ以上の規模のお祭りを何日もかけて、町を挙げての大イベントとしてやってるんだよ。」 全米から集まるアメコミ関係者やマスコミ、ファンでいっぱいのホテルの床にはこんなチョークで描かれたアートが彼方此方に。高級ホテルのロビーでスーツ姿の紳士たちが肌もあらわな女性のフィギュアを手に(それぞれが持ち寄ったものの分解組み立てを繰り返しながら)談笑する姿を見た時は、さすがに違和感を感じずにはいられませんでした。 コスプレだって気合いの入った人達がたくさん! もっともアニメやゲームのキャラがメインの日本と違って、このクリンゴンのお姉さんのように映画やTVドラマのキャラも多いみたいです。 たぶん、ホテルのロビーで分解組み立てされてたキャラの一人。 出版社や映画会社も多数参加してるので、企業をバックに営業としてコスチュームをまとっている人達もたくさん混ざっています。まぁプロのコスプレイヤーは日本にもいるんでしょうが…。 ヴァンピレラのブースのおねいさん。 日本の漫画と違って、アメコミは一つの題材を何人もの原作者や絵描きが描き重ねていきます。そのせいで、ストーリーや設定に一貫性がなくなることもしばしば。漫画のキャラクターは作者のものではなく出版社の持ち駒って感覚なんでしょうね。スーパーマンやスパイダーマンほど知名度はありませんが、長年ファンから愛され続けているこのヴァンピレラというキャラクターにしても、過去何十人の漫画家やイラストレーターたちが描きつないで来たんでしょう?百人越えてるかな? このスーパーマンの絵描きさんは何百人めの作者でしょう?(笑) 言わずと知れた…ですね。ちょっとお疲れなんでしょうか?でも誇り高き帝国の突撃兵がスニーカーは不味いんじゃないかなぁ? そんな中でこんなかわいいコスプレイヤーを見かけるとホッとしますよね?いやいや、でもアメリカはわからない!そう思わせておいて、実はこの子もマクファーレン(『スポーン』の原作者でマクファーレン・トイズの社長)からお小遣いもらってたりして…(笑)なんかインタビュー受けてたし…。 ちなみにこの真ん中のお兄さんがトッド・マクファーレンその人。打ち合わせ中です。こういったイベントが打ち合わせや商談にとって丁度いい場所になってしまうのはアメリカも日本も同じですね。 『スポーン』の原画。これにCGで着色するとお馴染みの絵になります。現代のアメコミは基本的にフルカラーです。 漫画も描いてるウイリアム・スタウト画伯がブースを出してました。このブログのはじめの頃自慢させて頂いたトレーディングカードの原画(スタウトさんが抱えているトリケラトプスの絵)を買ったり、サイン入り色紙をもらっちゃったのはこの時です。 いつも思うことですが、善きにつけ悪しきにつけ、やっぱりアメリカはやることがいちいちデカイ!って感じです。化石にツーソンのミネラルショーがあるように、漫画にサンディエゴのコミ・コンがある…といったところでしょうか。 こちらのBANDAIさんをはじめ日本の企業も参加してましたし、韮沢靖さんや「まんだらけ」の社長さんの顔も見かけました。森山祐子さんが『ゼイラム2』の時のコスチュームでサイン会をしてらっしゃったのもこのイベントですね。懐かしい思い出話になっちゃいました。 |
| << 前記事(2007/09/12) | トップへ | 後記事(2007/09/17)>> |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
私見ではオタクには創造系とコレクター・評論系があるのでは、と思っていますが、どちらも満足できそうなイベントですね。何百人も描き続ける漫画って、2次創作の世界に近いかも。 |
ピカイア 2007/09/15 10:34 |
>ピカイアさん |
所 十三 2007/09/17 04:59 |
>つづき |
所 十三 2007/09/17 05:28 |
<世の中の流れについて行けない時なんか、このオタク気質を発揮することで、劣等感を優越感にすりかえることが出来るのでとっても重宝しています |
ピカイア 2007/09/17 06:27 |
オタク気質な人しか周りにいないと逆に普通の人がすっごく変わった人に見えて、それがまた面白いとも感じます。 |
夜月十五夜 2007/09/17 11:26 |
>ピカイアさん |
所 十三 2007/09/17 16:21 |
>アキバ系とはまた意味の違う筋金入りのオタクを見て来た世代でしょ? |
ピカイア 2007/09/18 05:46 |
まあ確かにあんま自分がオタクである事を誇張してそれをさも自分の美点だと言わんばかりにしているオタク気質にはなりたくないですねぇ。いっぱいいますけど、そう言う人。 |
夜月十五夜 2007/09/18 12:32 |
| << 前記事(2007/09/12) | トップへ | 後記事(2007/09/17)>> |