所十三の「恐竜漫画描いてます」

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help リーダーに追加 RSS このところサボってしまい、すみませんでした!

<<   作成日時 : 2007/10/24 01:07   >>

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夏の間に増えた体重を少しでも減らさねば…と、仕事の合間の散歩を再開したんですが、同じ距離を歩いても重い体重だと、やはり疲れ方が違うもので…(涙)。

仕事の後、パソコンに向おうとしても、この疲れのせいか睡魔に勝てず、つい更新を諦め自宅に帰る…という毎日が続いてしまいました。でも、コメント欄に寄せられた「非公式ファンサイト」の情報に、気合いが入りました。

熱心に応援して下さる読者の皆さんのためにも作品だけでなく、いろんな形で恩返ししなければいけません。このブログもその一つとして頑張らねば!…と。


やはりコメント欄にお寄せ頂いたご意見から、今日は、ナノス、コモンズ、ギガスといったサイズの違う人間まで出て来る『ユタ』に登場するキャラクターたちの身長(全長)について、少しお話しようと思います。

コメント欄でもお話したんですが…作画上、どうしても小さなナノスを手前に描くことが多くなるため、遠近法のせいでそれぞれの身長の比率がわかりにくくなるという結果を招いています。

ただ、このわかりにくさは、作画上の別の要因にも起因しています。それはデフォルメです。

例えばユタは、ナノスの中でもちょっと小柄なイメージで描いていますが、それでも普段は、コモンズと並んでも画面に入る程度の身長が必要ですから身長1mくらいをイメージしています。

でも仮に、ナノス同士のフックやパウルスと並ぶ時などは、身長の差がわかりやすいよう、少し大げさ(より小さめ)に描くので80センチくらいにしか見えない時もあります。

時にコミカルな場面では表現上、4頭身、3頭身の時もあります。この時、頭を大きくすると背景とのバランスが崩れるのでどうしても首から下を小さく描く形になるんですが、そうなるともう、どう見ても50センチ以下としか思えないことさえあります。

このように漫画の表現上、…それぞれのキャラクターの身長を固定できない…という事情があるんです。


恐竜を描く上でも、恐ろしさや力強さを描く時には実際以上の大きさで描きますし、コマの大きさの関係でどうしても、他のシーンと比べて小さめに描かざるを得ない場合もあります。

実際の全長との誤差は、より読者の皆さんに楽しんで頂くための「方便」として大目にみてやって下さいね(笑)。



オマケ

画像
エオラプトル・ルネンシスの頭骨
エオ=暁  ラプトル=盗賊  ルネンシス=月の谷 …ということで金子さんの本か何かで「月の谷の暁の盗賊」なんて紹介された時は心が躍りましたっけ。


画像
ヘルレラサウルスの頭骨
同じ「月の谷」の住人です。この月の谷の地層、以前は「イスキガラスト層」なんて紹介されてましたが、最近の本では「イシワラスト層」なんて書いてあります。地元アルゼンチンのスペイン語発音を採用したんでしょうか?

発音に関しては、論文に目を通してもわかりませんが、現地に行った平山先生や小田さんや村上君に訊けばわかるかな?来春、新年1月3日にテレビ東京で放送する、この平山先生御一行の発掘調査の番組が楽しみです。


画像
我が家のヘルレラサウルス頭骨レプです。

手前味噌ですが、本物を見てこのレプリカの質の高さを再認識しました。購入した当初は、なんか色の塗り方がエアーブラシ適当に吹いてるから歯の黒色塗料がはみ出しちゃってるよ…なんて思ってたんですが、本物も上顎骨や歯骨まで黒く染まってて驚きました。あの黒は歯のエナメル質の黒じゃなかったんだぁ!?って…。

ちなみに上の頭骨は右からワニ(本物)コモドドラゴン(レプ)ハーピーイーグル(レプ)。
ヘルレラサウルス頭骨の後ろの恐竜キングのフィギュアは、二子玉川の恐竜展の時にSEGAさんから頂いたものです。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
お疲れ様です。

ファンサイト私も見ました。楽しそうでしたね。
中のコメントで「ユタ」を「指輪物語」の横において大事にしている、と言うのがあってなんだか胸が躍りました。

いつか「指輪」のように全世界に「ユタ」が広がっていけばいいなあ。
ピカイア
2007/10/24 10:36
より詳しい解説ありがとうございます。
デフォルメ・・たしかに入浴中のアンは脱ぐと意外にすごかったですね。(笑)
安易に猫耳や角の有無で描き分けようとしないところはさすが所先生だと思います。翼竜に乗せる際にもありがちな背中でなく懐に乗せるなど、実際に使うとしたらどうなるかをリアリティを持って描いてるあたりが確固たる世界観を支えているのだと思います。
しかし懐だと着陸の時とか最初に飛んだ人はさぞかし怖かったでしょうね・・等と想像してしまいます。

ワニの頭骨って骨でも表面はやっぱり「ワニ」してますね。本当に皮1枚貼り付いてるだけみたいな。
K−1
2007/10/24 10:44
確かに漫画においてキャラの身長を固定するのはほぼ不可能でしょうね。スポーツ物では身長がちゃんと記載されているケースも多いですが、それでも高さがずっと同じ感じのままということはちょっと無いでしょう。

>恐竜を描く上でも

いや、人間の場合でも当人の威厳やオソロシサを強調するために途轍もなくデカく描くのはよくある手法ですよね。

このワニはアリゲーターですか?それにしてもバリオニクスだのチャンプソだのワニ顔といわれる動物は数多いですがこの本物のワニにはやはりそれらとは違う頑丈かつ重厚なイメージを感じさせてくれます。
古生物大好き
2007/10/24 21:37
>ピカイアさん

恥ずかしい事に、最近になってようやく指輪物語の原作を読み始めました。

ボクは活字にめっぽう弱く、スゴくゆっくり読まないと頭に入らないんですよね。おまけに
就寝前に読み始めるから、すぐ眠ってしまっていつ読み終えるやら見当もつきません(笑)。


>K-1さん
>着陸の時とか最初に飛んだ人はさぞかし怖かったでしょうね

着地時、先ず後ろ足をついた後すぐ前足をつくので胴体は地面につかない…って話を聞いたので大丈夫かな?…と。

けど、何でも「最初」は勇気が必要ですよね。
フグの卵巣の漬け物を最初に食べた人の気が知れません(笑)。
所 十三
2007/10/25 05:10
>K-1さん
>ワニの頭骨

たしかに、骨なのに生きてる時とイメージ変わりません。トカゲやヘビはもうちょっと骨らしい(?)頭骨してますよね(笑)。


>古生物大好きさん

たしかアメリカンアリゲーターだったと思います。ワシントン条約にひっかからない養殖ワニのものじゃないでしょうか。
所 十三
2007/10/25 05:27
無事にユタの5巻手に入りました。まさかあんな小さな本屋にあったとは……

ナノスの小ささは実際にパキの骨格を見るとわかりますね。パキの背中にちゃんと股がれないですからね。

あ、所先生に質問が。先生がラプトルやドロミオを描く際、側頭窓は羽毛で覆わずに出してますよね。以前私がラプトルを描いた時に側頭窓を覆ったのですが復元としてこの可能性はどうなんでしょう?鳥に最も近いドロマエオサウルス類はもしかしたら目の回りまで羽毛に覆われていたのかも…とも考えていたりしますが所先生は羽毛の復元をどうやって決めていますか?
夜月十五夜
2007/10/25 18:26
お久しぶりです。
今週号のユタを見て、平原国の
なんたるかを実感しました(笑)。
ユタとジサマとドリュー君が
フリード君という絶対的な危機に
どう立ち向かうか楽しみです。

あと、ダブった恐竜の食玩の
アレンジ方法として、非情に刺激的な
サジェスチョン、ありがとうございます。
そうか、この手はありか……。
KOW
2007/10/26 05:15
いつかユタ達のフィギュアが出ないかなぁと期待している自分としては
身長の設定は気になります。
ジサマに乗ってる時が一番スタンダートなスケールなのでしょうか?

あと先生が恐竜キングのフィギュアに手を出していたことに少々ビックリです。
カワタカ
2007/10/26 22:00
>夜月さん
>ナノスの小ささは実際にパキの骨格を見るとわかりますね。

いや、実はジサマの大きさもトゥリーボルトさんが発掘したいわゆる「スパイキーパキ」のサイズと同じとは決めてないんですよ(笑)。強いて言えば、あれよりひとまわり大きなイメージかな。

>ラプトルやドロミオを描く際、側頭窓は羽毛で覆わずに…

『DINO2』のドロマエオサウルスは、側頭窓を羽毛で覆ってたと思いますが…。

つまり考えてもわからない場合は作品ごとのバリエーションを持たせているんですね。
所 十三
2007/10/27 00:24
>KOWさん
>ダブった恐竜の食玩の
アレンジ方法として、非情に刺激的な
サジェスチョン…

これはフリード君の騎竜「暁号」のペイントのこと…かな?

あれはあくまで暁(日の出)模様であって、日章旗じゃないですからね(笑)。

もっとも、正確な日本語としては、「暁」は日の出前みたいですが…。

ホビージャパンのオラザクじゃありませんが、いろんな恐竜造って下さい!


>カワタカさん

すみません。あれはSEGAさんからの頂き物で自分で集めたものじゃないんです。

フィギュア、誰か造ってくれないかなぁ…(笑)。
所 十三
2007/10/27 00:42

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