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第一部最終回のペン入れが先ほど終わりました。時間的にも内容的にもギリギリでした。 腰痛の痛みが気にならなくなったのも今朝…と、何もかもが明日のツーソン出発ギリギリ、ついでにこのブログもギリギリでなんとか更新することができました。後は恐竜特捜隊のケラトサウルスの記事を書けば良いだけ…かな? そう、『白亜紀恐竜奇譚』のはずが、ケラトサウルスやアロサウルス、トルヴォサウルスといったジュラ紀末の獣脚類たち(『DINO2』の2話目に登場)までもが登場することとなりました。 …といってもボクの頭の中の設定としては、彼ら時間や空間を超えた恐竜たちはあくまで「ここに在るべからざる」者たちであって、「そこに居るべき」北米白亜紀末の恐竜たちとは異質な存在として描いていくつもりです。 さすがにマルタの言葉通り、ジュラ紀の恐竜が「神の力をもって化石(いし)から蘇らせた」…とか、魔法を使って時空を超えて召還した…なんていうんじゃボク自身納得できませんから。 といっても、あんまり理詰めで考え過ぎてSFチックな展開にもしたくないし、この辺りの塩梅が難しいところです。 皆さんに読んで頂く物語は、あくまでファンタジーとして描きたいんですが、あまりに非科学的な部分はボク自信を納得させるために理屈をこねておく…という感じでしょうか…我ながら厄介な性格です(笑)。 でもそうすることで、ファンタジー初挑戦のボクでも、時空を超えた恐竜たちやサウロピテクス、サウロトロプスといったファンタジー世界の住人らしい(?)擬人(ヒトもどき)たちなんかも思い切って登場させることができるんですよね。 …それにしてもネーミングが全然ファンタジーしてません。オークとかエルフなんて言葉も使ってみたいんですが、なんか無理してファンタジー気取ってるみたいで照れくさいんです(笑)。 …で色々悩んだ末、…爬虫類的な特長を併せ持った猿人とか原人…みたいな響きが欲しくて創ったのがサウロピテクス、サウロトロプス、サウロモス(サウロホモス)といった名前です。彼らの総称も考え中で…ホモ(ヒト属)のようでホモでない…じゃ「ホモミムス」…「ホミムス」かな?…とか、「ヒトに似てる」ってことで「ホモイデス」?…とか、なんかネーミングにもラテン語的な理由を求めたりして、未だに0からの造語が出来ないボクです。 ところで、マルタが城内を歩くシーンで手前にスピノサウルス科の恐竜の顎が見えます。歯の感じからするとやっぱりスピノサウルスかイリタトルのどちらかってことになるんでしょうが、どちらかは決めてません。 ジュラシックパークにも登場したスピノサウルスの方がメジャーなのは言うまでもないんだけど、なんかイリタトルもアメリカ読みの「イリテーター」としてゲームに登場してるから以前ほどマイナーな恐竜ではないって話も聞きました。地域的にも時代的にもスピノサウルスよりユタの世界に近いし…って…この期に及んで「近い」もなにもないですよね。反対側の檻にボンヤリ浮かぶシルエットなんか、印刷が潰れちゃって殆ど見えませんけど、実は南極産のクリォロフォサウルスだったりしますし…。 クリォロフォサウルスのたぶん模式標本。たぶん本物。国立科学博物館の南極展で展示されたものです。 クリォロフォサウルスの頭骨復元模型。実はこれを初めて見た時、ホントはトサカじゃなくて頭骨の一部が化石化の段階で変形したもんじゃないの?なんて疑ったりもしました。その後、実物を見たら間違いなくトサカのようだったんで、心の中でこっそり謝りました。そういえば、以前似たような理由でチンタオサウルスに謝ったこともありましたっけ…「ごめん!君がランベオサウルス亜科だったなんて知らなかったんだ。てっきりハドロサウルス亜科の恐竜の頭骨が変形しただけかと…」 チンタオサウルス頭骨レプリカ。鼻筋の骨が変形して跳ね上がってるという説は昔からありました。 その説を信じてしまったきっかけがこのチンタオサウルスの足。真ん中の末節骨(指の先端の骨)がひどく変形してます。こんな部分的に変形してる個体なら鼻筋の骨が変形していてもおかしくない…なんて納得しちゃったんですよね。 さて、反れた話を元に戻して… このスピノサウルス類の顎なんですが、下顎先端の前方に突き出た歯は、実はマシアカサウルスを意識して描きました。「出っ歯恐竜」として有名になったマダガスカルの獣脚類ですが、上顎は見つかってません。下顎の先端の歯が前に突き出ている…という理由で上顎の先端も出っ歯(翼竜のように…)だったに違いない…と云われてますが、ボクは今ひとつ信じられません。 ワニにも時おり下顎先端の歯が前を向いてるものを見かけますが、上顎は出っ歯じゃありません。このコマで描いたスピノサウルス類のように下顎より長い上顎がかぶさってる感じです。マシアカサウルスもそんな感じだったんじゃないかと思っています。類縁関係が謎(いまのところアベリサウルス類)とされてるマシアカサウルスですが、個人的にはスピノサウルスに近い魚食性の恐竜のような気がします。 まぁ、ちゃんと形質から分岐分析したわけじゃありませんから、クリォロフォサウルスやチンタオサウルスみたいな勘違いかもしれませんけどね…(笑)。 さぁ!明日はツーソンに向け出発です。先日届いたブラックヒルズ地質学研究所(B.H.I)からのインビテーションカードによれば、今年のB.H.Iのメダマは新しいステゴサウルスの全身骨格だとか。いやぁこれまた楽しみ! 連載再開時にプレゼント企画が出来るように、また何かお土産買って来ますね。手頃なモノがあると良いんですが…。 それでは行って参ります! |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
竜ユタではあきらめていたアロの登場に目をむいて5分ほど朝から固まってしまいました、アロ大好きなもので。白亜紀末の北米い以外の恐竜で一番に登場させていただいてありがたいです! |
M.A.F. 2008/02/02 00:35 |
アロ、ケラト、トルヴォの3頭が出てきた時はもう笑いが止まりませんでした、やった!また所先生の絵でこいつらが見れるなんて!と。 |
谷月 2008/02/02 10:25 |
お仕事完了、病気ご快癒おめでとうございます。 |
ピカイア 2008/02/02 10:51 |
ペン入れ終了&腰痛全快、おめでとうございます。ぼくはユタは見てますがチャンピオンでは見てないので、内容が殆どわかりません・・・。新刊が出るのを気長に待て・・・ないけどとにかく待とうと思います。 ちなみに、僕はチンタオ君にはあまり疑問を抱きませんでした。理由は直感。説明できません!にしても、末節骨の変形がすごいですね。 それでは、いってらっしゃいませ。ツーソン報告、楽しみにしています! |
ズッポ 2008/02/02 23:14 |
私もジュラ紀のキャラの登場はまさか!と思っていました。中でもクリョロフォは生息環境造りが難しそう。 |
古生物大好き 2008/02/03 14:29 |
何かだんだん怖い展開になってきましたね。まさか恐竜人類はおろか、ジュラ紀の三傑、アロ、トルヴォ、ケラトまで登場するとは。まあでも、いかなる術でジュラ紀の恐竜が復活したとしても、判官びいきの心を持つ僕は、ユタが早く平原王国から脱出し、マルタとマルシュという邪悪なやからが永久に滅んでくれることを祈っております。 |
足立瑛彦 2008/02/03 17:58 |
B.H.I.のりっぱなインビテーションカード、なぜか私のところにも着ました。でもツーソンには当分いけそうにありません。お気をつけて!みやげ話を楽しみに待っています。 |
kurt 2008/02/05 18:47 |
>M.A.F.さん |
所 十三 2008/02/10 21:35 |
>ズッポさん |
所 十三 2008/02/10 22:17 |
>kurt先生 |
所 十三 2008/02/10 22:23 |
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