所十三の「恐竜漫画描いてます」

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help リーダーに追加 RSS 明日から丹波に行って参ります。

<<   作成日時 : 2008/02/18 05:56   >>

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現在、丹波篠山で竜脚類(ティタノサウルス形類)の発掘調査を行ってる、兵庫県立「人と自然の博物館」の三枝先生から→恐竜イラストでお馴染み小田隆画伯→RC GEARのシルバースミス横山隼さん経由で発掘見学のご案内を頂き、明日から二泊三日で丹波へ取材に行ってこようと思います。

国内における関節した恐竜の全身骨格発掘は、ボクだけでなく日本中の恐竜ファンにとって、長年の悲願でしたから、その発掘に立ち会えるかと思うと今からわくわくドキドキです!

ホントに夢のような話だなぁ…(涙)。あ、いかん。今、夜中に一人ってこともあってか、(涙)と打ちながらマジ涙ぐんでしまいました(笑)。

編集長のお許しが頂けたら、誌面(恐竜特捜隊の番外編かなにかで…)でもご報告したいと思います。それができなくても、このブログでご報告しますからご安心を。

でもその前に、ツーソン報告を片付けちゃわないと…ね。






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こちらコメント欄でリクエスト頂いた謎のカメ、プリオノケリス・ナウタですね。

甲羅にこんなキールが付いてるのは、現生のカメにもいます。ペットショップでも見たことあるような気がするんですが…チズガメの仲間ですよね?

でも、チズガメは小型の淡水ガメだったかと思いますから、見るからにウミガメみたいな甲板をしてるこのカメとの類縁関係は無さそうです(あくまで、素人の見た印象でしかありませんが…)。

このカメが何者かはデータをとり忘れてわからないんです。すみません!今度、平山先生にお会いする機会があれば聞いてみます。

あまり大きな声では言えませんが、この標本を出品してるお店の商品には、専門家から見て首を傾げるものもある…という噂もあり、この復元もどこまで信じて良いかわからない…とのこと…となると、やっぱりここは専門家の平山先生の出番でしょう。

それにしても、見るからにスピードの出そうな形してますよね。





さて、今年のツーソンで目を引いたものに、保存状態の良い盤竜類の化石標本がありました。それも盤竜類としては、東西の横綱とも言えるディメトロドンとエダフォサウルス…と来たからたまんない!





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先ずはこちらのディメトロドン。パレオサーチさんが出展したものです。

例年だとせいぜい歯が2〜3本(コレだってホントにディメトロドンのものかわかんない…って歯)売られてる程度でしたから、これだけのものをツーソンで見たのは初めてです。

そして、もっとスゴかったのがマキシラ&マンディブルさん(カドモスの騎竜ドラコレの名前として使わせて頂きました)が展示してたエダフォサウルス!





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こちら!見事でしょ?普通こういった全身骨格は、上のディメトロドンくらい出て来た純骨部分に造りものの骨を補って全身の形にする場合が多いんですが…この標本のスゴいのは保存されてた純骨部分の量!






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この赤い部分が、全部見つかった骨だって言うんですから、これはもう大変な代物です。

折角ですからじっくり見てやって下さい。






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上あごの裏には口蓋歯が見えます。植物をより効率よく擦り潰すためのものだと言われてますが、魚の咽頭歯にも似ています。






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ちなみにこちらは、ちょうど壊れた頭骨からよく見えるモササウルス類(モロッコ産)の口蓋歯。

この写真だと、まるで口の歯列の延長線みたいに見えちゃうかな?ホントは少しズレてます。RC GEARさんのモササウルス頭骨ペンダントヘッドにはちゃんとこの口蓋歯が付いてます。

同じような口蓋歯はたしか、メトポサウルスのような大型の両生類にも見られたかと思います。ぬるぬるした魚を逃がさないための工夫でしょうか?歯の無いペンギンは舌に強烈な棘を生やしてますよね。






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この角度だと帆から伸びた枝がわかります。ボクが子供のころ「枝帆サウルス」だと勘違いした所以ですね(笑)。

これらの古生代ペルム紀に栄えた盤竜類は、以前、獣弓類とひとまとめにして「哺乳類型爬虫類」と呼ばれていましたが、学会では死語になりつつあるようです。でもボクはたぶん一生「哺乳類型爬虫類」って言葉を使い続けそうな気がします(笑)。




では、この続きは丹波報告と取り混ぜて…。


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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
枝帆さん……じゃなかった
エダフォサウルス、すごいですねぇ。
研究者のみなさんが発掘や
クリーニングをしている最中は
わくわくが止まらなかったのではないかと
そう思いました。

哺乳類型爬虫類って、自分もなんか
使っていきそうです。

KOW
2008/02/18 12:08
リクエストにお答えいただき、有難うございます。しかし…
>あまり大きな声では言えませんが、
そういう意味でも「怪しいカメ」だったとは。

エダフォサウルス、良くぞここまで残っていたものです…。

丹波竜発掘、頑張ってきてください。
よい物がでるよう、陰ながら応援しております。
モルモル
2008/02/18 21:39
>KOWさん

ほんとこのエダフォには感服です。研究者だけではなく最初にこの化石を発見した方の感動はどれほどのものだったでしょうかね。


化石発掘が本格的に行われるようになって悠に200年以上、果たして大型動物の完全な化石がどれほど残っているのかと思っていましたが、丹波竜といいこのエダフォといい(多少は欠けていますが)まだまだ立派なものが出てきてくれるものですね。

ディメトロドンもエダフォも大小さまざまな種がいるものですがこのエダフォは大型種のようですね。それに、本物の骨格であるからというだけではない貫禄を感じ、さぞ長い年月を生き抜いてきたのだろうなと思いました。と言ってもこの仲間の寿命については見当がつきませんが。
古生物大好き
2008/02/18 22:37
ツーソンからお帰りなさい、そして丹波へ行ってらっしゃいませ。せっかく三枝先生に誘って頂いたのにどーしてもスケジュールの都合が付けられなくて私は留守番です。今度ゆっくりお土産話聞かせて下さい。うちのモササウルス佐藤たまき先生にも評判よかったですよ、やっぱりあの口蓋歯のところが。
横山
2008/02/19 00:26
お久しぶりです。
先日「ユタ」を実家から送ってもらいました。口蓋歯は両生類、爬虫類とも普通にみられるので、化石だけ見ていると恐竜や哺乳類など無いほうが少数派なぐらいです。トカゲ、ヘビにもちゃんとあります。珍しいところでは、三畳紀のプラコドスの仲間ですね。この仲間では口蓋歯が大きく、表面が平らで、何かをつぶすのには持ってこいの構造なのですけれど、下あごにこの口蓋歯と噛み合わさるものがないのです。いったい何に使っていたのか、謎です。
ところでこの口蓋歯ですが、口蓋骨よりも翼状骨によく生えます。なので、ちょっとややこしい名前ですね。
ドラゴン
2008/02/19 08:46
両生類、爬虫類に普通に見られると書きましたが、ちょっと付けたしです。口蓋歯は絶滅した両生類にはよく見られますが、現生のカエルなどでは残っていません。現生の両生類は多かれ少なかれ頭の骨の数が少なくなる傾向にあって、たとえばカエルでは口蓋にはほとんど骨が残っていないのです。アシナシイモリではどうだったかなあ・・・ちょっと思い出せません。
ドラゴン
2008/02/19 08:50
丹波竜の発掘見学!なんて羨ましい!

このままほぼ全身が発見されればフタバサウルス並に有名になりませんかね、日本を代表する海洋生爬虫類と恐竜として名を連ねる事になれば恐竜ファンとしては夢の様です。

谷月
2008/02/19 11:41
お久しぶりです。

エダフォサウルス、すごい保存状態ですね。
保存状態といえば、先生が取材に行かれた丹波竜も環椎が見つかったりと、かなりの骨格が期待できそう。
レポートお待ちしております。

ところで、「哺乳類型爬虫類」は死語になりつつあるんですか。
ユタ7巻の「モノクロニウス」を見て「ああそういえば古い本ではよく見かけたなぁ」と思い出したものですが、用語の変遷はややこしいですね。
「哺乳類型爬虫類」は、上顎と関節している下顎の骨が歯の植わっている骨じゃないというところで、哺乳類と区別されるんでしたっけ?

ユタ8巻発売&第2部開始は4月ですか。
1ヶ月以上あくのは待ち遠しいですが、楽しみにしております!
Johannes
2008/02/22 10:52
>KOWさん
>モルモルさん
>古生物大好きさん

エダフォサウルス、喜んで頂けたようで幸いです。今年の一番のメダマだと思い、つい勿体付けてしまいました(笑)。


>RC GEARの横山さん

ワンフェスのパス、無事届きました。明日は宜しくお願いします。

次は佐藤先生の推薦文ゲットにむけてフタバサウルスのシルバーアクセですね(笑)。


所 十三
2008/02/23 15:39
>ドラゴンくん

口蓋歯の説明ありがとう。板歯類プラコドス…カメみたいな水棲爬虫類ですね。貝を割って食べてたなんて言われてましたが…。もしかして、舌がやたら硬いとかね(笑)。

口蓋歯じゃないけど、「ウサギみたいな恐竜」として紹介されたインキシヴォサウルスがやっぱり相対する歯も無いくせに二枚の出っ歯がやたら咬耗してるのが不思議でした。

カエルの骨が少なくなるのは飛び跳ねるための軽量化なんでしょうか?

カエルもただ飛び跳ねてるんじゃなくて、恐竜や翼竜達が空を目指したように、両生類代表として、今まさに空を目指そうとして軽量化に努めてる…って考えると見方が変わるなぁ…。

飛び跳ねて飛び跳ねて…めざすは柳の枝ではなく、遥かその先にある…。

マダガスカルの大蛙は、ちょっと違うだろうけど…(笑)いや!かつて死者に寄り添い(群がり?)、その魂を天に送り届けたという異教の天使、蝿の王ベゼルブブの名を冠する蛙とあらば……と漫画家の妄想も果てしなく空へ…(笑)。

ところで、以前、ご注文頂いた本は何処に送れば良いのか住所をメールで教えて下さいね。
所 十三
2008/02/23 15:54
>谷月さん

足こそまだ見つかってませんが、現段階でもその発見の重要性は、フタバサウルスに劣るものとは思えません。

あとはドラえもんに登場させるだけです!


>Johannesさん

丹波竜、論文発表がコレから先も続くので、現時点でレポート出来る内容も限られるのですが、これからゆっくりご報告していきたいと思います。

とにかく、奇跡が重なって生まれた世紀の大発見であることは間違いないですからね。

仰るとおり、哺乳類の顎は歯の生えている歯骨だけでできていますが、爬虫類は角骨、上角骨、関節骨といった複数の骨で構成されています。

一説では、歯骨以外の骨が縮小するとともに、耳の中に入って、耳小骨に変化し哺乳類の鋭い聴力を産み出したとも言われています。

哺乳類型爬虫類(盤竜類と獣弓類)はその途中の段階にある…と聞きました。

所 十三
2008/02/23 16:22

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