|
ワンダーフェスティバルにお越しの皆様ありがとうございました。今回は仕事の関係で早めに上がらせて頂いたので、少々売れ残りを抱えて帰るはめになってしまいましたが、まぁ仕方ないですね。売れ残り削減にご協力下さった全ての皆様に感謝です。 丹波のことやら、3月20日から始まる『恐竜大陸』のことやら、ご報告しなくちゃいけないことも溜ってきちゃったのに、まだツーソン・ショーでご紹介しておきたい標本が残っていたので、今年のツーソン報告の締めとして画像を並べさせて頂こうと思います。 この標本、実はちょっとクセのある業者さんが集まるラマダ・リミテッドホテルの敷地内にあるテントの中…という、かなり虐げられた場所に置いてありました。 こちら、北米産ジュラ紀後期の小型(?)鳥脚類ドリオサウルスのほぼ全身骨格。 閑散としたテントの片隅に置いてある、少し埃をかぶった木箱に並べられ、あまり注目も集めてなかったんですが、この恐竜の標本でコレだけのものはなかなか無いと思うんです。 詳しく説明できる方が近くにいなかったのでわかりませんが、全身の70%くらいは出てるかも?業者さんの名刺からすると、たぶんワイオミング州のボーンキャビン(モリソン層)のものじゃないかな?「ボーンキャビン」というのは、恐竜の骨(ボーン)で作った小屋(キャビン)があったことから付けられた地名だったかと思います。 同じ地層から見つかるアロサウルスのおやつになったり、ケラトサウルスやタニコラグレウスのメインディナーになっていたかもしれませんね。 白いのがレプリカ。下にバラバラになって散らばってるオリジナル頭骨の部品を一つ一つ型取りして組み上げたものと思われます。 このドリオサウルスはジュラ紀の恐竜ですが、同系統のヒプシロフォドンやイグアノドン(どちらも白亜紀前期)を産出する日本の研究者の皆さんの中には、ご興味のある方も少なくないんじゃないかと…。 どうせですから角度を変えて… この草食哺乳類によく似た歯列の位置を見ると、やっぱり哺乳類のような頬を植物食恐竜にも付けたくなるのが人情ですよね(笑)。 でも歯自体の形は全く違いますから、同じように考えて良いかは微妙な問題です。哺乳類の頬は乳を飲むために発達したもの…という説もあるようです。 こういった角度からの画像は博物館に収まった後はなかなか見られません。 ただ頭骨内部を構成する骨が欠損しているのがなんとも残念。研究者の皆さんはそこが見たいんでしょうけど…ごめんなさい! 歯の咬合面はこの角度の方がわかりやすいでしょうか。 並んでる歯はオリジナル標本には見られませんが、この個体の脱落した歯を集めて植え直したのか、別の標本のものを持って来たのかはわかりません。 素人目には良いものに見えたんですが、この虐げられようを見ると、もしかしたら標本として何か問題あるのかな?でも、人気のあるジュラ紀末の北米産恐竜の一つです。アロサウルスなんかと並べて生態系の復元もできるし、そのうち(5年くらい先)日本で開催される恐竜展でも展示物として並ぶことになるんじゃないでしょうか。 すごくシンプル且つ贅沢に、モリソン層の恐竜とそれを取り巻く環境を復元した恐竜展ってのも見てみたい気もしますが、まずは足下、アジアの恐竜たちを集めた『恐竜大陸』!ですね(笑)。先日、主催者の東京新聞さんからお話があり、名古屋に引き続き、応援団長を務めさせて頂くことになりました。 3月に入ったら、このブログでもまた、何回かに分けて特集を組んでいきたいと考えています。サイン会やガイドツアーの企画もありますので、関東周辺の皆様、今年の春は宜しくお願いします! |
| << 前記事(2008/02/23) | トップへ | 後記事(2008/02/29)>> |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
携帯から見てるので写真は見れませんが…(涙) |
谷月 2008/02/28 10:23 |
地層別の展示は殆ど素人な自分こそ見てみたいと思う形ですね。 |
カワタカ 2008/02/29 02:47 |
所先生もワンフェスいらしてたんですね。 |
K−1 2008/02/29 10:59 |
| << 前記事(2008/02/23) | トップへ | 後記事(2008/02/29)>> |