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恐竜倶楽部の20周年に合わせて開催される講演会に、「ひとはく(兵庫県立人と自然の博物館)」の三枝春生先生がいらっしゃるというので、倶楽部の皆さんの予習のためにも丹波竜(仮名)情報を…と…。ボクは行けませんでしたが、古生物学会の発表も終わったから、もう情報のフライングも心配ないでしょうし…。 ついでに夏休みも近いし、自由研究にもこの丹波竜情報を利用して頂ければ幸いです。なんと言っても、他の恐竜産地と比べ、発掘現場や研究施設までの交通の便がバツグンに良い(大阪から2時間かからないんですから…)ので、関西地区はもちろん、それ以外の小中学生の皆さんにも是非、研究対象として注目して欲しいなぁ。 今年の春、兵庫県三田市の「ひとはく」に併設された恐竜化石クリーニングラボ。丹波竜のクリーニングの様子を間近で観察できます。ラボ(ラボラトリー)と聞くと砧ラボラトリーを思い出すボクはやっぱりウルトラマン世代です。 ラボの内部はこんな感じです。 反対側には発掘経過を説明するパネル。奥にはクリーニングが終わった標本が並びます。貴重な標本などは「ひとはく」本館内にも展示されています。 許可を頂いてクリーニングラボの内部から撮らせて頂きました。手前に骨盤や尾椎のブロック(産出部位の図でいうPJ2の部位)が…奥には肋骨が並んだブロック(第二次発掘産出部分)があります。こういった新しい標本の撮影には許可が必要になります。 肋骨が、先端に至るまで比較的幅広で、オピストコエリカウディア(白亜紀後期モンゴルのティタノサウルス類)に似てる点なども、この恐竜がティタノサウルス類に近縁であることを物語っています。 クリーニングでは、こんな感じで骨の表面に付着したカルサイト(方解石の層)を剥がしていくことが主な作業になります。 母岩が柔らかいと化石も脆い…という話を聞きますが、丹波の場合、母岩が柔らかくてもこの骨を覆うカルサイトのコーティングが保護剤の役目を果たしてくれるおかげで保存状態が良く、発掘作業も比較的楽にできます。カルサイト除去の手間は仕方ありませんね。 手取層は堅い母岩を割るといきなり骨の表面や断面が現れますが、この篠山層は赤い土の中から青白い方解石層の表面が出て来るので、あまり骨に見えません。 カルサイトの層を剥がしていく様子がわかるでしょうか?白いラインのように見えるのがカルサイトの厚みです。ラインの外側はクリーニングが終わった部分。左手の親指が乗っている部分はまだカルサイトが付着している部分です。 そんなこんなで、たった二冬だけで、これだけの骨が掘り出されちゃいました。 腸骨や仙肋骨は保存されてるのに、そこに付属するはずの仙椎が無かったり、脊椎の横突起が軒並み潰れていることから、化石化する前の段階でかなり踏み荒らされた可能性があるそうです。足の骨が見つからないのも、屍体をあさった肉食恐竜によって持ち去られた確率が高いとか。ボクも、もも肉大好きです(笑)。 次回はクリーニングの済んだ標本をご紹介 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
先生、ご無沙汰してます。 |
足立2号 2008/07/09 12:45 |
>足立2号さん |
所 十三 2008/07/10 08:16 |
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