所十三の「恐竜漫画描いてます」

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zoom RSS 2010夏 総ざらい 佐賀観光ガイド編 ー有田ー

<<   作成日時 : 2010/09/09 02:30   >>

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…というわけで、武雄温泉から電車で15分ほどの陶磁器の町『有田』へ…。

誰もが一度は、その名前を聞いたことがあるであろう有名な街なのに、いたって静かでした。







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メインストリート(?)の皿山通り。昭和の香り漂う町並みが郷愁を誘います。







皇室御用達のお店や一流デパートで必ず目にするブランド、教科書でも読んだことがあるような窯元や美術館、ギャラリーをたくさん抱えた街なのに、あまり観光地の臭いはしません。

ゆるキャラグッズや木刀売ってる土産物屋とか無いし…(笑)。

同じ磁器の街でも、オランダのデルフトみたく、いわゆる「観光ルート」には入ってないみたいですね。

…あ、デルフトに、ゆるキャラグッズや木刀売ってる土産物屋があるって言ってるわけではありませんよ。

年に一度(ゴールデン・ウィーク)の陶器市の時は、街の人口を遥かに上回る観光客でごったがえすそうですが、この日は暑さもあってか街を歩く人もまばら。

おかげで、その風情を存分に楽しめました。







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泉山磁石場。磁器の原料となるカオリンを含む石を掘っていた所です。






豊臣秀吉の朝鮮出兵時、朝鮮半島から連れてこられた陶工、李参平さんが此処でこの石の鉱脈を発見したことで、陶磁器の街、有田が生まれた…というわけですね。

石を粉末にして粘土状の陶土にするそうです。

現在は、どの窯元でも天草から採れる石を使っていて、ここではもう採石していない…とのこと。

でも、14代柿右衛門さんは、テレビ番組の中で「ここ(泉山)の石の不純物が生み出す味を捨て切れない。」…というようなお話をされていました。



この有田で絵付けのお仕事をされながら「ゆめぎんが」でもボランティアとして働いてらっしゃる…という方のはからいで、名高い鍋島焼の窯元、今右衛門窯さんの工房を見学することが出来ました。

画像の公開はNGですが、その職場からは、完全な分業制ゆえの緊張感のようなものを感じました。

陶土屋さんが土を作り、素地(きじ)屋さんが器の形を作り、それを窯元に運ぶ専門の運送業者さんがいて、絵付けの前に素地の表面を整える方がいて…下絵付け(マンガンや酸化コバルトの絵の具で青い線を入れる)をされる方、上絵付け(一度焼いた後、赤、黄、緑といった色を乗せる)される方、そして焼き上げる窯屋さん。

後半の作業…絵付けの方や窯屋さんは、責任重大ですよね?

漫画みたいに、ホワイトで修正とか切り貼りとか出来ないし…(笑)。







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有田館の磁器製からくり人形劇






皿山通りのほぼ真ん中にある有田館では、伊万里、鍋島、柿右衛門…有田を代表する三種類の様式で絵付けされた陶磁器製のからくり人形による劇が楽しめます。観客はボクと嫁の貸し切り状態でしたけど…。







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カレー皿に描かれた首長竜…というより「ネッシー」なのか…な?さすがに古生物を題材にしたものは、あまり無いみたいです。








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こちらは、ロイヤル・コペンハーゲン製のコエラカントゥス(米読み「シーラカンス」)…現生のラティメリア…ですよね?







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参道を鉄道が横切る陶山神社は、鳥居も…

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…狛犬も有田焼です







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本陣さんのごどうふ膳。






「ごどうふ(呉豆腐)」…というものを知りませんでした。佐賀ではスーパーマーケットで普通に売っているもののようです。

豆乳を葛で固めたものだそうで、まぁ、胡麻豆腐から胡麻の風味を抜いたもの…といったところでしょうか。

これが、美味しい!

クセがないから、どう料理しても、何にでも合う。天ぷらにしても、黒蜜をかけてデザートにしても、とても美味しく頂けるんですけど…こんな便利な食材、どうして全国に広まってないんでしょう?

あまり手に入らない葛粉が必要なことと、40分練り続けないといけない手間…とか…。

そりゃ、たしかに一般家庭の台所で…ってわけにはいかないでしょうけど、ちょっとした日本料理屋だったら吉野の葛も手に入るだろうし、手間暇かけるのを厭わない文化もあります。

だいいちスーパーで売ってるなら、それを流通に乗せれば良いだけのような気がするんですが…難しいんでしょうか?

関西圏では胡麻豆腐のニッチを奪えないかもしれませんが、関東とかなら…ねぇ?

佐賀の人って、商売っ気が無いのかも…と思い始めた有田でした。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私は陶磁器も好きなので、恐竜色無くてもOK! と思っていたら首長竜にシーラカンスですか(^0^)/ワ~イ
本とに是非有田焼の恐竜が見たい!!
ところで例会って18日では??
私の勘違いかな
ピカイア
2010/09/09 09:36
所先生、有田に来ていただいてありがとうございました。
ゆめぎんがボランティアのものです。
絵付けの仕事は、失敗しても修正が可能なんですよ。(場合によっては、難しいものもありますが・・・。)
ごどうふも気に入っていただけて良かったです。
地元の人間にとっては、あんまりインパクトないんで商売になる気がしませんが・・・。笑

来年は、肉食恐竜展でまたお会いしたいですね。
ゆめぎんがボランティア
2010/09/09 23:14
私のほうは、佐賀(ゆめぎんが)には行ったのですが、帰りに武雄温泉でのんびりしすぎたせいか、残念ながら「有田焼」まで(がんばったら観にいける距離にあったにも関わらず、)けっきょく寄ることができませんでした。
ですので、今回の「有田焼」のレポートは、自分もその場へでかけたつもりになって、楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。
有田焼の狛犬写真の美しさに、見惚れていました。(アル君を有田焼で携帯ストラップにして作ったら売れませんかねぇ?)
酷暑の中、お疲れ様でした。
龍の夢見る鳥
2010/09/10 01:25
>ピカイアさん

陶磁器にご興味があるなら、是非佐賀へ!…ですね。

例会の件。有り難うございました。あやうく日本海庄屋赤坂店で一人寂しい思いをするところでした(笑)。


>ゆめぎんがボランティアさん

その節は、お世話になりました。すごく勉強になりました。

来年の「肉食恐竜展」(仮)…実現すると良いですねぇ…(切望)。


>龍の夢見る鳥さん

もしまた、出張の機会でもありましたら是非(笑)。

ボクも行った日が月曜日で、見ることの出来なかった美術館もあるので、また機会があったら行ってみたいと思っています。

「肉食恐竜展@ゆめぎんが」(仮)が実現したら行けるんですが…。
所 十三
2010/09/11 00:01
2010夏 総ざらい 佐賀観光ガイド編 ー有田ー 所十三の「恐竜漫画描いてます」/BIGLOBEウェブリブログ
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