所十三の「恐竜漫画描いてます」

アクセスカウンタ

zoom RSS アパトサウルスの足元

<<   作成日時 : 2012/02/08 04:38   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 5

今回は、頂いたコメントにお応えする形で画像を追加




画像
前に記事で紹介済みのアパトサウルスに関するデータです。

やはりモリソン層ですね。この標本はワイオミング産ですが、ユタやコロラドにもまたがる地層です。

アロサウルス、ケラトサウルス、トルボサウルス、アパトサウルス(旧ブロントザウルス)ディプロドクス、ステゴサウルス…北米産のジュラ紀後期の有名どころは、大抵この地層から掘り出されています。

ここの石は、コンクリート並み…と称される程硬いみたいなので、化石を掘り出すのは大変なんですが、その分、比較的頑丈な標本になるようです。




画像
アパトサウルスの前足。ちゃんと新しい論文(…もしくは、フーディエサウルスの前足)を参考に中手骨を束状にして、指骨がやや放射状になるように並べています。

…といっても、フンボルトのブラキオサウルス(ギラファティタン)・ブランカイは、ずっと前(フーディエサウルスの記載前)からこんな形にしてましたけどね。

ただ、この前足の形を見事に留めたまま発見され話題になったフーディエサウルスの産出国では、未だにトカゲのように、全ての指骨を前方にを向けた復元をしてたりするのがちょっと悲しいんですが…。

『DINO2』では、この中手骨の並び方と、前足の足跡化石の形状から、第一指の末節骨をより後方に向け、歩く時の滑り止め(当時唱えられていた「武器」ではなく)…として使った可能性を提案させて頂いています。





画像
同標本の後足。爪が付いていたと思われる第一指、第二指、第三指の末節骨が、やや倒れた形で地面に接しています。

関節面や後足の足跡化石から『DINO2』でも、このように、ちょっと不自然に見える足元を描いています。

でも当時、販売されていた多くの図鑑や復元画、恐竜展の展示骨格が、この特徴を無視して末節骨を垂直に立てる復元(現生の爬虫類や哺乳類のように…)をしていたんです。

たしかに、その復元の方が、他の動物でも見慣れた自然な形に見えますから…ねぇ…。





ちなみにボクは、テリズィノサウルス類の平べったい後足の末節骨も、この画像のように斜めに付いていたんじゃなかろうか…と疑っているので、『竜の国のユタ』に登場したシザーハンズの足元もこんな感じで描いてます。






…と言うワケで…足立くん 

『DINO2』に描かれたボクの主張に近いから…というわけではありませんが、なかなか良い線行ってる復元なんじゃないでしょうか?(画像の後足の第三指はイマイチですが…(笑)。)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 6
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
 わざわざ僕の質問にお答えくださったばかりか、特集記事まで作ってくださいましてありがとうございました。
 >モリソン層の岩石は非常に硬く、そこから見つかる化石もかなり変形している。
 という事実はこのホームページで初めて知りました。ということはジュラ紀の北米産雷竜の骨格の多くは肩甲骨以下、前肢が生前とはかなり違った状態で復元されているともいえるでしょうか?いのちのたび博物館のセイスモサウルスも、肩幅が異様に広いように思えますし、徳川さんのホームページでも、「肩甲骨はもっと水平でもよいのではないか」と触れられていました。しかし、もし例のアパトサウルスを出展していた業者が最大限努力してクリーニングしたのならば、多少”あら”となるところがあっても多くの恐竜マニアは見逃してくれるであろう、そう思います。ただ欲を言うならば後頭部と環椎の関節の仕方がおかしい、つまり小田さんの復元のように頭がもっと下向きについているべきであると思えました。
 中足骨の復元は写真のようなものが正確な形なのでしょうか?たしかにややななめに趾骨とつながっていたほうが足裏の面積が広くなり、体重を支えるのに便利なようにも思えますが…。
足立瑛彦
2012/02/11 15:53
 話は変わりますが、先日、拓の書評がアマゾンのホームページに出ていたので読みました。「体を張って大切なもの(すなわち、マブダチもしくはその名誉)を守ろうとする拓の姿に、多くの少年たちが世代を超え、感銘を受けている」全くその通りです。拓をよんでいると、この世には勉強や学力という物差しでは測りおおせないもっと大事なものがまだ多くあるように思えてなりません。そこで考えたのですが、本編のサイドストーリーで拓の話を一つ作れないでしょうか?「香川さんの誕生日1か月前、拓は誕生日ケーキを作ろうと一念発起、制作に励み爆音の集会にも欠席がちになる。不審に思ったマー坊たちがひそかに調べていくと、ガールフレンドのために一生懸命な拓の姿が…。マー坊らは感銘を受ける。当日、香川さんとの待ち合わせの場にケーキを持って急ぐ拓であるが、途中魍魎の検問にあってしまう。そこには第6巻で拓に邪魔されたため逆恨みしている武丸が!」ここでは話しつくせませぬ物語ですから、クラブの集会でまたお話ししたいと存じます。
 最後になりますが、「カズをフルネームをつけて外伝に出してほしい」とかつてお話ししましたが、佐木先生は何かおっしゃっておいででしたでしょうか?
足立瑛彦
2012/02/11 16:17
所先生、今度はロクサーヌのステッカーが欲しいです
スカーレット
2012/02/11 23:55
所様

メールに詳細送りました。

なにとぞ、よろしく願います。

松本
かけ西の同窓会のお知らせ
2012/03/04 10:41
所先生、応援してます、頑張ってくださいね。
足立さん、書評取り上げていただいてありがとうございました。
にゃんじゅ
2012/04/18 07:49
アパトサウルスの足元 所十三の「恐竜漫画描いてます」/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる