アパトサウルスの足元

今回は、頂いたコメントにお応えする形で画像を追加




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前に記事で紹介済みのアパトサウルスに関するデータです。

やはりモリソン層ですね。この標本はワイオミング産ですが、ユタやコロラドにもまたがる地層です。

アロサウルス、ケラトサウルス、トルボサウルス、アパトサウルス(旧ブロントザウルス)ディプロドクス、ステゴサウルス…北米産のジュラ紀後期の有名どころは、大抵この地層から掘り出されています。

ここの石は、コンクリート並み…と称される程硬いみたいなので、化石を掘り出すのは大変なんですが、その分、比較的頑丈な標本になるようです。




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アパトサウルスの前足。ちゃんと新しい論文(…もしくは、フーディエサウルスの前足)を参考に中手骨を束状にして、指骨がやや放射状になるように並べています。

…といっても、フンボルトのブラキオサウルス(ギラファティタン)・ブランカイは、ずっと前(フーディエサウルスの記載前)からこんな形にしてましたけどね。

ただ、この前足の形を見事に留めたまま発見され話題になったフーディエサウルスの産出国では、未だにトカゲのように、全ての指骨を前方にを向けた復元をしてたりするのがちょっと悲しいんですが…。

『DINO2』では、この中手骨の並び方と、前足の足跡化石の形状から、第一指の末節骨をより後方に向け、歩く時の滑り止め(当時唱えられていた「武器」ではなく)…として使った可能性を提案させて頂いています。





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同標本の後足。爪が付いていたと思われる第一指、第二指、第三指の末節骨が、やや倒れた形で地面に接しています。

関節面や後足の足跡化石から『DINO2』でも、このように、ちょっと不自然に見える足元を描いています。

でも当時、販売されていた多くの図鑑や復元画、恐竜展の展示骨格が、この特徴を無視して末節骨を垂直に立てる復元(現生の爬虫類や哺乳類のように…)をしていたんです。

たしかに、その復元の方が、他の動物でも見慣れた自然な形に見えますから…ねぇ…。





ちなみにボクは、テリズィノサウルス類の平べったい後足の末節骨も、この画像のように斜めに付いていたんじゃなかろうか…と疑っているので、『竜の国のユタ』に登場したシザーハンズの足元もこんな感じで描いてます。






…と言うワケで…足立くん 

『DINO2』に描かれたボクの主張に近いから…というわけではありませんが、なかなか良い線行ってる復元なんじゃないでしょうか?(画像の後足の第三指はイマイチですが…(笑)。)