『ももいろダイナソーZ』 補足説明 ーその3-

れにさんのおかげで、トリケラトプスなど角竜の「あの部分」が「ひれ」ではなくて「フリル」と呼ばれることを沢山の人に知ってもらえたかもしれませんね。

モノノフの皆さんの中から少しでも恐竜に興味を持って下さる方(スペシャルサポーターズサポーター)が生まれて下されば…と願っております(笑)。



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        トリケラトプスのフリル(一部分)



日本語だと「襟飾り」と呼ぶ場合が多いようです。

表面を血管が縦横無尽に走ってる様子がわかるでしょうか?このフリル以外にもトリケラトプスの頭骨には至る所に血管の通った溝が走っています。

保存状態の良いトリケラトプスの頭骨化石は、角の先から嘴の先まで溝や孔だらけです。

表面がツルツルしているトリケラトプスの頭骨標本が展示してあったら、それは保存状態の悪いものを人工物で補修したために凹凸が消えてしまった標本…と考えて良いでしょう。ただし、下顎は嘴を除くとあまり溝や孔はありません。

この溝や孔のある部分は、固い角質の皮膚で覆われていた可能性が高い…と考えられています。

例えばそれが、角質の爪のように半透明だったら…という設定で描いたのが…



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「comic恐竜物語」の4巻(7月発売予定)に収録されるトリケラトプスの戦いの場面。



…こちらの絵……戦いの中、興奮したトリケラトプスの頭全体を走る血管が膨張して赤く見えた…というイメージで描いたものです。



『WALKING WITH DINOSAURS』では、トロサウルスという角竜が登場しますが、最近、このトロサウルスは、トリケラトプスが年を取った姿で、トロサウルスとトリケラトプスは同じ動物なのではないか…という説が発表されています。

骨しか見つからない化石からでは、年齢の差や雌雄の差は、なかなか解らないのです。



ちなみに「トリケラトプス(Triceratops)」という名前はギリシア語の…tri(三つの)…keratos(角)…ops(顔または目)…という言葉をラテン語化したものです。

英語的な発音にすれば「トライセラトプス」…となります。