所十三の「恐竜漫画描いてます」

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zoom RSS 科博のオープンラボ ―哺乳類編ー

<<   作成日時 : 2010/05/17 05:01   >>

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ちょっと時間が経っちゃいましたが、忘れないうちに…いや、もうかなり忘れちゃったかな?(笑)。






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アジアゾウの下顎。咬合面が三列に咬耗するのがアジアゾウの特徴だとか…







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パンダ(上野動物園にいた童童)の頭骨。


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川田伸一郎先生が口を開けて見せて下さいました。

恐竜の食性を化石から判断する難しさを「パンダも頭骨を見ただけでは竹や笹を食べる動物とはわからない」…という例をあげて説明するのを何度か読んだり聞いたりしたことがあります。

中には「肉食動物と間違えてもおかしくない」…なんて書いてあった本もありましたが、…臼歯がやたら発達してるし、犬歯はあんまり大きくないし…、この頭骨を見て肉食動物と判断する動物学者はいないんじゃないかなぁ…。






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ゴリラの下顎。コチラもほぼ植物しか食べないくせに犬歯は発達しています。


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ヒトは、かなり早い段階で犬歯が退化しているそうです。

ゴリラより、ずっと肉食べるくせに…ね。

たしかに、写真真ん中のアウストラロピテクス・ボイセイも、もう犬歯は全く目立ちません。

…ところで、このアウストラロピテクス・ボイセイ…、大阪万博当時「世界最古の人類」…ってふれこみでタンザニア館に展示されてたジンジャントロプス・ボイセイがアウストラロピテクス属に含まれたってことで良いんですよね?






説明して下さっていた河野礼子先生のお話では、類人猿の場合、食性に関係無く、雄の犬歯が発達しているので、闘争やその際の威嚇に使うのではないか…と。

人がどうして犬歯を威嚇に使わないのかは、わからない…というお話だったので、思いつきで「人は二足歩行になった段階で噛みつくより殴打が得意になったから…とかないですか?」…と質問してみましたが、そんなこと科学的には証明できませんよね(笑)。

子供の頃見た『猿の軍団』で「猿は物を投げる時、アンダースローしかできない」って聞いたのを思い出して、類人猿はストレートパンチみたいな威力のある殴打ができないんじゃないか?と、ふと思ったんですよね。

だから、噛みつきが攻撃の基本になって、威嚇する時も犬歯で…と。実際にどうかは知りませんが…。


ヒトの場合、バランスをとって立てるから、腕や足を使って効率的な攻撃ができます。石器は使わないにしても、その手に自然石が握られていた可能性はあります。

犬歯を剥き出して威嚇する相手の顔面に蹴りやパンチを入れることで、その遺伝子を断ち切ってしまった…という可能性もあるんじゃないでしょうか?

もしかしたら「殴る蹴るの暴行」を身につけたことで、ヒトの犬歯は退化したのかもしれません。



そういえば「人が蛇を嫌うのは猿だった頃の天敵だったから」…って話も『猿の軍団』で覚えました。

そう考えると、漫画の中の蘊蓄も無責任なこと書けないなぁ…(笑)。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
おひさしぶりです!!
上のにはまだ2回くらいしか行ったことがないんですけど、そんなイベントがやっているんですね〜
パンダの食性で笹を食べていたと骨から考えるのは難しいですよね
骨から見てもゴリラと人間の違いが分かりますが、にているような感じもありますね!
ナルガクルガ
2010/05/17 06:12
人が爬虫類嫌うのも恐竜時代におびえながら暮らしてた先祖の記憶が残ってるからという説もありますよね。逆に好きな人は畏怖する相手の強さへの憧れからだとも。
自分も内容はほとんど覚えてないけど猿の軍団見てましたよ。
ウンチクといえば現在は2世が主人公の某超人マンガの作者の読み切りでマウンテンゴリラは凶暴な動物だみたいなこと書いてたのを見て、これこのまま鵜呑みにする子供多いだろうなと思ったことあります。当時高校生だったのでゴリラがむしろ比較的温和な性質なのも知ってましたしどんな野生動物もちょっかい出されれば本気で攻撃してくる危険性持ってるというのもわかってたのでいいのかなこれと勝手に懸念してました。(笑)

ところで猿はアンダースローしかできないというのは今でも定説なんですか?
あの頃の常識とされてたことはかなり現在では否定されてたりもするので・・
竜脚類が水中で過ごしてたとか恐竜はノロマな生き物だったとか。(笑)
K−1
2010/05/17 12:11
パンダの頭骨は初めて見ました。
やっぱり硬い笹や竹が主食のせいでしょうか。噛む筋肉の入る穴の大きさそして付着面積の広さ、これがあのまん丸の愛嬌のある顔になるんだなぁ〜と。
門歯の露出部分が横長なのも硬いものを食べる特性なんでしょうか。(飼育固体のため磨り減りは少ないと考えました)もしかして、噛む力は鰐やティランノサウルスより強かったりするかも。

そこでふと、思って吹き出したこと、
正面から顔をみると鼻ずらの長さは関係ないので、ティランノサウルスって、正面顔はもしかしてとってもキュート?フトアゴヒゲトカゲみたいに。
Boxかめさん
2010/05/17 14:59
先日科博の哺乳類展見てきました。
骨を見ると、霊長類って正しく人間の仲間だと言うのがよーく分かりました。

チンパンジーの牙って実用もさることながら相手に見せ付けて「おらあ!オレとけんかしたらただじゃすまねえぞ!!」と威嚇する方が多かったんじゃないかと思います。
それが人間になって、武器の見せ合い、刺青、衣装、果ては核抑止力にまで進んだんじゃないでしょうか。つまり、威嚇、実力誇示の道具が外付けになって使わない機能は退化してきたという事では?
直立になって直接顔をつき合わす機会が無くなったとか、言葉が発達して牙の見せ合いに取って代わったとかもあるかも。
裏づけの取れる話ではないですが、こういう話、面白いですよね!
ピカイア
2010/05/19 14:39
オープンラボ楽しそうですねえ♪
 
パンダが竹をばきばき音をたてて食べているのを見てあごの強さを改めて実感したことがあります。 
 
約200万年前のパンダの臼歯が結構発達していてそのころにはすでに竹を主食にしていたのではないかという記事を見たことがあります。
 
パンダは一ヶ月に一回のペースで腸粘膜の剥離塊を排出して腸粘膜を更新させるようです。
そのときパンダは陣痛のような苦しみをみせるようです。
そこまでして竹を主食にしなければいけない環境を生きてきたパンダって実に不思議な生物ですねえ…。
 
ぱんだ
2010/05/19 23:36
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